フジミ1/24 フェラーリ512BBその10 完成
11月になりましたね。
今年もあと2か月となりました。
ということで漸くフジミの512BB完成しましたよ。
では完成までをご覧ください。
(文章も画像も多めですがあしからず)
リアエンジンフードのFerrariの文字はデカールがセットされていますが、手持ちのエッチングパーツセットから大きさがほぼ同じものをチョイス。
接着はタミヤのエナメルクリアーで。
因みに拡大画像だとこのボディ表面に小さな白いプチプチがありますが、これはウレタンクリアー塗装後にうっかり乾燥器にいれたために気泡が発生し、それが研ぎ出しで凹状になりコンパウンドが詰まってしまったためです。
これは乾燥器に入れてしまったリアカウルだけの数ヵ所に発生してしまいました
ま、よほど近づかないと分りませんが、ちょっと残念っす。。
フロントウィンドーは左右の内装部を再現したと思われる部分を黒に塗ってから、上部をスモークブラックで塗装しました。
で、実は最後の追い込みでウィンカーのオレンジの色味が気に入らず塗りなおしたのですが、今度は内部のパーツがクロームメッキのため反射が強すぎるなど悪戦苦闘しました。
当初はクリアーパーツの裏側からガイアのクリアーオレンジを梨地状に吹いて、さらにその表面を#1500のサンドペーパーで均して艶消し上したのがこの状態。
当初はこれでいいと思ったんですが、実車と比べると全然違う・・・
そこでまずは裏側に付く反射板ユニットのメッキを落とし、ガイアのEXシルバーに塗り直して付けなおしたのですが、反射は多少収まったものの、そもそもオレンジの色味が違うし透明度が高すぎて透けてしまうという問題が…
最後は接着してしまった反射板とクリアーパーツもボディから外し、クリアーパーツは一回色を落とし再塗装することにしました。
やれやれ、慌ててやるものではないですな(苦笑)
で、今度は4番イエローにクリアーオレンジを少量まぜたものを吹いてみました。
塗料の隠ぺい力が強くないので、薄く5~6回ほど乾燥時間を取って塗装しました。
続けてリトラクタブルヘッドライトの細工。
キットは開閉式ですが左右別々…普通こういうところは左右一体で開閉できるようにパーツ化するよねぇ、フジミさん
仕方ないのでMA誌に載っていたやり方を真似て細工してみました。
完璧にパカパカしなければダメという考えはなかったので、とりあえず左右がちゃんと開閉すればいいという程度の細工です。
で、やっとウィンカーも確認後やっと接着し、フロントライト部終了っす。
さて、キットのワイパーは特にブレードのところがゴツすぎるのでこのまま使うのはちょっと…と思いこの部分を切り取り手持ちのエッチングパーツを付けました。
ちなみに512BB&365GT4BBとも大きなブレードと小さなブレードが1本のワイパーアームに付いたダブルタイプなので、アームごとエッチングに交換というわけにはいきません。
キットのパーツ
大きいブレードのエッチングはモデラーズのもので、銀色地肌の小さいのはジャンクのものをさらに先端をカットしたもの。
小さい方はアームの裏側に舜着で付けています。
半艶黒で塗装して取付しましたが、わりとらしく見えるので満足
予め切り取って穴を開けておいた左右にあるウオッシャーノズルは伸ばしランナーです。
エンジンルームには本来あるべきコイルがパーツとして入ってなかったので(ゴラァ!フジミ!)、ジャンクから適当に合いそうなものを探して付けました。
本当は取り付け金具なども作ろうと思ったんですが、めんどくさくなってパス
また適当なデカーを貼ってデッチアップ!
ガソリンタンクの給油口も最後に付けました。
このキャップはほとんどの雑誌作例がシルバーに塗っていますが、実車はプラスチック製のようで半艶黒です。またその個体によってはキャップ上面に何か貼られていて銀色に見えるものもありますが本体は黒です。
ここでリアカウルをシャーシに取り付けました。
スピンナーはキットのメッキをそのまま生かしました。
ゲート跡はメタルックを貼ってあります。
接着はタミヤクラフトボンドで。またエアバルブはφ0.6㎜の洋白線を削って自作したものですが、4つとも大きさがビミョーに違うのはご愛嬌ということで
ナンバープレートはリアだけ付けることしたので(フロントは付けるとカッコ悪いので)、0.3㎜厚のプラバンに昔買ったインレタ式のナンバーデカールセットを使用しました。
取り付けビスはリベットを差し込みました。
512BBのエンブレムはプラペーパーをシルバーに塗ってデカールを貼り、軽くクリアーコートしました。
キーシリンダーはキットのモールドにメッキシルバーを筆塗りし墨入れ。
最後にフロントボディをシャーシにはめて接着するのですが、これが大変だった!
カーモデリングマニュアルに書いてあった通り、予めインテリアのサイドパネル(ドアの部分)の下を1㎜強ほどカットしておいたのですが、それでもウィンドウパーツに干渉するらしく、全体的にキツく特にくノーズ部分がシャーシ部分から浮いてしまい、ノリしろもほとんどないに等しかったので、接着してテープで押さえて一晩おいたにも関わらずパカッと外れること数回!
何とか最後の最後で接着できましたが、もう少しカットを多めにしておいた方が良かったかも。
ちなみに、このサイドパネルのカットやっておかないと、最後にウィンドウと内装が完璧に干渉しボディがシャーシにちゃんとはまらず浮くというそれはそれは恐ろしいことになるので、これから製作する方はご注意を!
てなわけで、最後はかなり苦労しましたが完成です。
まずはヘッドライト&リアカウルオープン状態
フジミ1/24 フェラーリ512BB
製作開始:2016年4月 7日
完 成:2016年11月1日
価 格:¥2600(税抜)
キットは10年ほど前に発売された比較的新しいキットで、BBのキットとしては最新なのですが、突っ込みどころ満載のキットですな。
まず何と言ってもホイールとタイヤです。
これは今回同社のデイトナのホイールとタイヤ(別売のボラーニワイヤーホイールに付属のもの)を使いましたが、ホイールのセンターをデイトナのホイールにはめるという厄介な工作を強いられました。
しかしその甲斐あってキットのままのインチアップ&前後逆オフセットの変なホイールよりは断然マシになったかと。
ちなみにBBのホイールとタイヤは前後とも同サイズですがオフセットが違い、リアの方が若干深リムになっていますのでデイトナのホイールも厳密に言えばちょっと違うのですが、現状ではこれが限界。
ヘッドライトの変なディフォルメにも参りました。
最後はボディとシャーシの接着で難儀しましたが何とか完成してホッとしました。
ボディカラーはフィニシャーズのリッチレッドを使用し、エンジンウレタンでクリアーコートしました。
ただ塗装後良く見てみるとリアカウルの赤がフロントボディに比べて微妙に濃いように見えます。
注意して塗装したんですが、今度やるときは何か対策を考えないといけませんね。
あ~完成したけどなんか疲れたわぁ・・・(苦笑)
ではまた!
今年もあと2か月となりました。
ということで漸くフジミの512BB完成しましたよ。
では完成までをご覧ください。
(文章も画像も多めですがあしからず)
リアエンジンフードのFerrariの文字はデカールがセットされていますが、手持ちのエッチングパーツセットから大きさがほぼ同じものをチョイス。
接着はタミヤのエナメルクリアーで。
因みに拡大画像だとこのボディ表面に小さな白いプチプチがありますが、これはウレタンクリアー塗装後にうっかり乾燥器にいれたために気泡が発生し、それが研ぎ出しで凹状になりコンパウンドが詰まってしまったためです。
これは乾燥器に入れてしまったリアカウルだけの数ヵ所に発生してしまいました

ま、よほど近づかないと分りませんが、ちょっと残念っす。。
フロントウィンドーは左右の内装部を再現したと思われる部分を黒に塗ってから、上部をスモークブラックで塗装しました。
で、実は最後の追い込みでウィンカーのオレンジの色味が気に入らず塗りなおしたのですが、今度は内部のパーツがクロームメッキのため反射が強すぎるなど悪戦苦闘しました。
当初はクリアーパーツの裏側からガイアのクリアーオレンジを梨地状に吹いて、さらにその表面を#1500のサンドペーパーで均して艶消し上したのがこの状態。
当初はこれでいいと思ったんですが、実車と比べると全然違う・・・
そこでまずは裏側に付く反射板ユニットのメッキを落とし、ガイアのEXシルバーに塗り直して付けなおしたのですが、反射は多少収まったものの、そもそもオレンジの色味が違うし透明度が高すぎて透けてしまうという問題が…
最後は接着してしまった反射板とクリアーパーツもボディから外し、クリアーパーツは一回色を落とし再塗装することにしました。
やれやれ、慌ててやるものではないですな(苦笑)
で、今度は4番イエローにクリアーオレンジを少量まぜたものを吹いてみました。
塗料の隠ぺい力が強くないので、薄く5~6回ほど乾燥時間を取って塗装しました。
続けてリトラクタブルヘッドライトの細工。
キットは開閉式ですが左右別々…普通こういうところは左右一体で開閉できるようにパーツ化するよねぇ、フジミさん

仕方ないのでMA誌に載っていたやり方を真似て細工してみました。
完璧にパカパカしなければダメという考えはなかったので、とりあえず左右がちゃんと開閉すればいいという程度の細工です。
で、やっとウィンカーも確認後やっと接着し、フロントライト部終了っす。
さて、キットのワイパーは特にブレードのところがゴツすぎるのでこのまま使うのはちょっと…と思いこの部分を切り取り手持ちのエッチングパーツを付けました。
ちなみに512BB&365GT4BBとも大きなブレードと小さなブレードが1本のワイパーアームに付いたダブルタイプなので、アームごとエッチングに交換というわけにはいきません。
キットのパーツ
大きいブレードのエッチングはモデラーズのもので、銀色地肌の小さいのはジャンクのものをさらに先端をカットしたもの。
小さい方はアームの裏側に舜着で付けています。
半艶黒で塗装して取付しましたが、わりとらしく見えるので満足

予め切り取って穴を開けておいた左右にあるウオッシャーノズルは伸ばしランナーです。
エンジンルームには本来あるべきコイルがパーツとして入ってなかったので(ゴラァ!フジミ!)、ジャンクから適当に合いそうなものを探して付けました。
本当は取り付け金具なども作ろうと思ったんですが、めんどくさくなってパス

また適当なデカーを貼ってデッチアップ!
ガソリンタンクの給油口も最後に付けました。
このキャップはほとんどの雑誌作例がシルバーに塗っていますが、実車はプラスチック製のようで半艶黒です。またその個体によってはキャップ上面に何か貼られていて銀色に見えるものもありますが本体は黒です。
ここでリアカウルをシャーシに取り付けました。
スピンナーはキットのメッキをそのまま生かしました。
ゲート跡はメタルックを貼ってあります。
接着はタミヤクラフトボンドで。またエアバルブはφ0.6㎜の洋白線を削って自作したものですが、4つとも大きさがビミョーに違うのはご愛嬌ということで

ナンバープレートはリアだけ付けることしたので(フロントは付けるとカッコ悪いので)、0.3㎜厚のプラバンに昔買ったインレタ式のナンバーデカールセットを使用しました。
取り付けビスはリベットを差し込みました。
512BBのエンブレムはプラペーパーをシルバーに塗ってデカールを貼り、軽くクリアーコートしました。
キーシリンダーはキットのモールドにメッキシルバーを筆塗りし墨入れ。
最後にフロントボディをシャーシにはめて接着するのですが、これが大変だった!
カーモデリングマニュアルに書いてあった通り、予めインテリアのサイドパネル(ドアの部分)の下を1㎜強ほどカットしておいたのですが、それでもウィンドウパーツに干渉するらしく、全体的にキツく特にくノーズ部分がシャーシ部分から浮いてしまい、ノリしろもほとんどないに等しかったので、接着してテープで押さえて一晩おいたにも関わらずパカッと外れること数回!
何とか最後の最後で接着できましたが、もう少しカットを多めにしておいた方が良かったかも。
ちなみに、このサイドパネルのカットやっておかないと、最後にウィンドウと内装が完璧に干渉しボディがシャーシにちゃんとはまらず浮くというそれはそれは恐ろしいことになるので、これから製作する方はご注意を!
てなわけで、最後はかなり苦労しましたが完成です。
まずはヘッドライト&リアカウルオープン状態
フジミ1/24 フェラーリ512BB
製作開始:2016年4月 7日
完 成:2016年11月1日
価 格:¥2600(税抜)
キットは10年ほど前に発売された比較的新しいキットで、BBのキットとしては最新なのですが、突っ込みどころ満載のキットですな。
まず何と言ってもホイールとタイヤです。
これは今回同社のデイトナのホイールとタイヤ(別売のボラーニワイヤーホイールに付属のもの)を使いましたが、ホイールのセンターをデイトナのホイールにはめるという厄介な工作を強いられました。
しかしその甲斐あってキットのままのインチアップ&前後逆オフセットの変なホイールよりは断然マシになったかと。
ちなみにBBのホイールとタイヤは前後とも同サイズですがオフセットが違い、リアの方が若干深リムになっていますのでデイトナのホイールも厳密に言えばちょっと違うのですが、現状ではこれが限界。
ヘッドライトの変なディフォルメにも参りました。
最後はボディとシャーシの接着で難儀しましたが何とか完成してホッとしました。
ボディカラーはフィニシャーズのリッチレッドを使用し、エンジンウレタンでクリアーコートしました。
ただ塗装後良く見てみるとリアカウルの赤がフロントボディに比べて微妙に濃いように見えます。
注意して塗装したんですが、今度やるときは何か対策を考えないといけませんね。
あ~完成したけどなんか疲れたわぁ・・・(苦笑)
ではまた!
この記事へのコメント
おはようございます。
完成おめでとうございます。
キット所有してますが作るのに躊躇するほどの改造(改良)お疲れ様でした。
凄くシャキッとした佇まいに痺れます!
当時は先鋭的に感じたBBもサイドウインドウグラフィックとか結構クラシカルなんですよね。
まさに先鋭的だったカウンタックと比べてBBは女性的で美しい。
わずか2ヶ月での完成とは信じられません。
完成おめでとうございます。
ボディー全体の流れるようなラインが良いですね。
完成までにはいろいろと難儀な作業もありましたね。
フジ○のキットって、とても良い時とまるっきりダメダメの時の差が激しいですね。
とにかく作った者勝ちですね。
ストラダーレ作りたくなってきました。(笑)
作る前の印象とは裏腹にかなり厄介でしたね。
365GT4も積んでますが、さらに厄介な修正しなくちゃいけないので作るかどうか…(笑)
この時代のスーパーカーはアオシマのカウンタックやこのフジミのBBなど以外は古いのしかないので、もっと出て欲しいですね。
タミヤとアオシマに出してほしいです。
仰る通りですね。
フジミのキットは久しぶりで、たぶんTE27やCR-X、S54B以来ですね。
TE27やCR-Xはすごく良かったし、S54Bは中途半端なレース仕様だった以外はちゃんと作れました。
こいつはまともに作るのも大変で、事前に内装パーツを加工してたから何とかボディが付きましたが、それを知らなかったらもっと修羅場ってたでしょうね。
フジミは自分のところの製品ちゃんと組立確認してるか疑問になってきます。
なんだかキットに愛が感じられません。
新しい部類のキットでも苦労するんですね(笑)フジミの実力全開ですね。
T社の様に車からほぼ撤退状態より私は好感が持てるのですが・・・芯と言うか素材とかにはなりますので(笑)
あれこれ潜んでいたトラップを感じさせない、クリーンな姿です。
お疲れさまでした(笑)
う~ん、フジミは良いときと悪いときの差が激しいですね。
このキット、詰めが甘いのと考証のテキトウさが残念です。
ま、タミヤ並を期待しちゃいけないということですね(笑)
トラップもある程度事前に知っていたのでその点は楽でした。
ボディフォルムとかは良いので、これで作りやすかったら良いんですけどね。
いろいろなトラップに対しても対策バッチリですね。さらに外装の細かいところもしっかりと手が入ってお見事です。
実は私が製作したときは何も考えずにフロントとリアのホイールを逆に取り付けていました。後から気づいて慌てた記憶があります。リムのせいでしょうか?まさかそんなことになっているとは思いませんでした。
フジミはこのころ意欲的に新キットを出してくれて期待していたんですけどね。
599GTBはトラップもなくすごくいいキットでした。その後も続いて欲しかった。
ここのところカーモデルはレーシングカーが多く、ロードカーは久しぶりでした。
ホイールの件は昔購読していた「GENROQ」(今ではすっかり分厚い高級な雑誌になっていますが)に各部の詳細な写真と説明が載っていたので助かりました。
この当時のフジミの怒涛のフェラーリ攻勢は嬉しかったんですが、このキットを作って嬉しさ半分です(笑)
599GTB良いですか。
私はF12がちょっと気になってます。